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その他の診療内容
低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症
(MHH: male hypogonadotropic hypogonadism)
MHHとは
MHHは、脳のホルモン産生をつかさどる視床下部や下垂体という器官の機能低下で生じる病気です。生まれた時からMHHである先天性と、生まれた後から(脳の外傷、炎症、腫瘍、原因不明など)MHHとなる後天性に分かれます。
MHHは男性ホルモンであるテストステロンの作用低下を含めた、種々のホルモンの作用低下が起こることにより、自覚症状として、男性不妊、射精障害、性機能障害、陰茎、精巣の発育不全、体毛が薄いといった二次性徴の障害が生じます。
診断のためにはホルモン検査を含めた採血検査、精液検査、脳のMRI検査等を行います。(MHHを疑われる場合は診断のために、専門機関へ紹介をさせて頂く場合があります。)
MHHの治療
治療としてはホルモンの補充療法が主となり、定期的にホルモン剤を注射することとなります。
MHHは難病医療費助成制度の対象疾患となっており、自己負担分の一部が国、都道府県により負担されます。医療受給者証が必要となりますが、有効期間は1年間となるため、1年おきの更新が必要となります。
近年では男性不妊を主訴にMHHがみつかるケースも多く、MHHと診断後は継続的なホルモン治療が必要となる場合が多いです。
当院では治療継続のためのホルモン剤の処方、定期検査、更新時の書類作成等も対応させて頂きます。
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