その他の診療内容
帯状疱疹ワクチン
当院では帯状疱疹ワクチンの接種が可能です。
50歳以上の方には帯状疱疹発症予防効果、神経痛予防効果が認められています。
帯状疱疹とは
水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる、痛みをともなう皮膚湿疹です。
水痘・帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうを起こすウイルスと同じで、はじめて感染したときは、水ぼうそうとして発症します。治った後もそのウイルスが体の中に潜んでいて、免疫力が落ちた時に帯状疱疹として発症します。
日本人成人の90%以上が帯状疱疹になる可能性があり、特に50歳代から発症しやすく、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。帯状疱疹が治った後も長期に痛みが残ることがあり、帯状疱疹後神経痛（PHN）と言われています。50歳以上で帯状疱疹になった場合、約2割がこのPHNになると言われています。
帯状疱疹ワクチンについて
乾燥組み替えワクチン（シングリックス）と乾燥弱毒生水痘ワクチン（ビケン）の2種類あります。
● 乾燥組み替えワクチン
対象年齢：
50歳以上
接種方法：
0.5mlを2か月間隔で2回、筋肉注射
(1回目の接種から2ヶ月を超えた場合でも6ヶ月まで2回目の接種を行うことができる)
予防効果：
接種後97%の予防効果、9年以上効果が持続すると考えられています。
注意点：
一時的ですが、注射部位反応、発熱、悪寒等の副反応の頻度が高いと考えられています。
価格：
1回 22,000円（税込）、２回で44,000円（税込）
＊助成金は下記をお読みください
● 乾燥弱毒生水痘ワクチン
対象年齢：
50歳以上
接種方法：
0.5mlを1回皮下注射
予防効果：
接種後50％の予防効果、5年経過すると低下すると考えられています。
注意点：
免疫機能に異常のある疾患を有する方、妊娠している方は接種できません。
別の生ワクチンを接種された方は接種後28日目以降から接種可能となります。
価格：
１回 7,700円（税込）
＊助成金は下記をお読みください
接種費用の助成について
公費接種には、定期接種（令和7年4月1日開始）と任意接種があります。
定期接種の対象者
23区内であればどの区でも接種可能です。
23区在住で、下記いずれかに該当する方
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年度内に65歳になる方
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令和7年度から5年間の経過措置として年度内に、70、75、80、85、90、95、100歳になる方
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60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害により身体障害者手帳1級をお持ちの方
＊過去に帯状疱疹の予防接種を受けた方は原則対象外となります。
任意接種の対象者
江戸川区内在住の50歳以上で、過去に任意接種費用の助成を受けたことがない方
[注意] 助成は生涯1回きりで、どちらかのワクチンのみの助成となります。
自己負担額・助成金
定期接種と任意接種どちらも自己負担額は同じです。
乾燥組み替えワクチンの自己負担額
11,000円×２回（税込）
（助成により1回毎11,000円分を差引済み）
乾燥弱毒生水痘ワクチンの自己負担額
1回 4,000円（税込）
（助成により3,700円分を差引済み）
令和5年4月1日（土曜日）から令和5年8月31日（木曜日）の間に自費で接種された方には、償還払いによる助成をする予定となっています。
期間内に接種された方は領収書、接種済み証明書を保管してください。
詳細は江戸川区ホームページにてご確認ください。