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​内科

糖尿病

糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用不足によって慢性的な高血糖状態になることです。原因によって1型、2型、それ以外等にわけられますが、日本人糖尿病は90%以上が2型糖尿病です。2型糖尿病は複数の遺伝因子、過食・運動不足・肥満などの環境因子、加齢などが関与しています。

糖尿病は様々な合併症を生じ、代表的なものとして、神経障害、網膜症、腎症があります。

 

2型糖尿病の治療としては、食事・運動療法が基本になります。

食事療法では、食品交換表を確認しつつ摂取エネルギーを次のように計算します。

 

 1日のエネルギー摂取量=標準体重(身長(m)×身長(m)×22)×身体活動量

 

身体活動量の目安

・軽労作(デスクワーク主体、主婦など):25~30kcal

・普通の労作(立ち仕事が多い職業など):30~35kcal

・重い労作(力仕事の多い職業など):35kcal

運動療法は、歩行運動では1回15~30分間、1日2回(1日の歩行数約8000~9000歩)、週に3回以上が望ましいとされてます。(日常生活でも身体活動量を増やし、継続すれば効果があるともいわています。)筋肉トレーニングといったレジスタンス運動も効果があると言われています。

食事・運動療法で効果が乏しい場合は、薬物治療が必要となります。特殊な病気が糖尿病の原因となっている場合もあり、それらが疑わしい場合は近隣の病院に紹介をさせて頂く場合があります。

 

参考: 日本糖尿病学会編・著:糖尿病診療ガイドライン 2016.南江堂,東京,2016.

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