京成小岩すまいるクリニック

泌尿器科 / 内科

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​泌尿器科

尿路結石

尿路結石は、画像診断の進歩、食生活の変化等もあり、近年増加傾向の病気となっています。

特に腎盂、尿管といった上部尿路に発生する尿路結石が増えています。発症する年齢は30~60歳代と幅広く、5年間で約40%が再発するとも言われており、再発率が高い病気となっています。原因となる結石の多くはカルシウム結石で、他に感染結石、尿酸結石、シスチン結石などがあります。

 

〔症状〕

腎結石は無症状のことが多いですが、尿管結石は尿路が閉塞することにより、疝痛(せんつう)発作といわれるほどの強い痛みを腰背部から側腹部にかけて生じることがあります。結石が尿管の下端のほうに移動、または下端で閉塞した場合は、下腹部痛として感じることもあり、頻尿、残尿感といった症状を生じることもあります。また、痛みに伴って、吐き気などの消化器症状を生じることもあります。結石が閉塞することで血尿を生じることがあります。

膀胱内の結石では、排尿時痛、頻尿、残尿感などの症状が生じ、尿道に結石が移動した場合には排尿困難などの症状が生じる場合があります。

 

〔診断〕

診断は超音波検査、レントゲン検査などで行います。レントゲン検査では一部写らない結石が存在し、より明確に結石を確認したい場合はCT検査を行います。

 

〔治療〕

尿管結石により尿路が閉塞し痛みを生じている場合は、痛み止めで治療します。痛みが治まっても、排石がなければ結石自体は残っているので、結石の大きさ等によりその後追加治療が必要となる場合があります。

5mm以下の小さい結石に関しては自然に排石する可能性があるため、毎日2Lほどの飲水(ジュース、コーヒー、お茶でなく、お水にしてください)をとること、ウォーキングなどの有酸素運動を行っていただくことで自然排石を進めます。また、結石排石を促進する薬を使用することもあります。結石の成分が尿酸結石、シスチン結石の場合は尿アルカリ化剤での溶解療法に効果があるため、それの結石の場合は溶解療法を行うことがあります。

大きい結石に関しては自然に排石することが難しく、積極的な治療が必要となります。衝撃波による破砕術や、内視鏡手術などを行うことが一般的です。

結石が閉塞し発熱した場合は、結石性腎盂腎炎という病気になっている可能性があり、その際は入院での手術、治療が必要となる場合があります。上記の腰背部痛、側腹部痛、血尿といった症状に加え、発熱、全身倦怠感といった症状も伴っている場合は、早めの受診をお勧めします。

 

 

 

予防について

尿路結石の予防には飲水が重要で、食事以外でお水を1日2L以上摂取することをお勧めします。また、尿路結石は肥満、糖尿病、高血圧などの生活習慣病との関連性が高いことが最近わかってきました。食生活の欧米化、すなわち動物性食品摂取量の増大は尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸などの結石形成促進物質の増加と、クエン酸、マグネシウムなどの抑制物質の低下をきたすと考えられています。

肥満、糖尿病、高血圧などを食事療法、運動療法、内服等で治療することはそれ自体も重要ですが、尿路結石の発症予防としても重要であると考えられています。

 

尿路結石の特有の食事療法として、カルシウム結石であるシュウ酸カルシウム結石は尿中でシュウ酸とカルシウムが複合体を形成することによって発症します。シュウ酸を豊富に含む食品(葉菜類の野菜(ほうれん草など)、タケノコ、紅茶、コーヒー、お茶(玉露・抹茶)、ココア、チョコレート、ピーナッツ、アーモンドなど)を多量に摂取すると、尿中排泄量が増加することが分かっています。それら食品を摂取するときは茹でることで、シュウ酸の含有量を低下させたり、同時にカルシウムを摂取するとシュウ酸の吸収量を低下させることができるので、牛乳、小魚などを同時に摂取することをお勧めします。

カルシウムをとることはカルシウム結石を連想する方がいらっしゃるかもしれませんが、一定量のカルシウム摂取は必要であり、過度のカルシウム制限は逆に結石生成促進に進むので注意が必要です。

尿酸値が高い方は、尿酸結石の原因となるばかりでなく、カルシウム結石の原因ともなります。尿酸値を低下させること、つまり、プリン体の多い食品(肉類(動物の内臓)、魚介類、干物等)の摂取量を下げることや、飲酒量を下げることが重要となります。

 

一定量の食塩制限は尿路結石の発生予防に有効と考えられています。

他に結石形成を予防するお薬等もありますが、内服治療は長期投与、副作用の点を考慮して、基本的には食事療法、運動療法を行う事をお勧めします。